リサイクルトナーはどのようにして作られているのか、どういう仕組みになっているのでしょうか。まずはトナーカートリッジの仕組みを理解しておきましょう。カートリッジ内には様々なパーツがあり、この精度がいい方が印刷の品質も高くなります。
カートリッジ内のパーツの状態を把握し、メンテナンスなどをしっかり行う事で、トナーの状態、印刷の状態をよくすることもできるのです。リサイクルトナーを利用する際、多くの業者さんがメンテナンスや故障の対応をしてくれますが、トナーカートリッジ内のパーツの交換などをしつつ、リサイクルしたトナーを使うようにしないと、品質を保てないからです。
実際にどのような仕組みでリサイクルトナーが作られていくのかというと、まず、リペアです。
1本ずつ丁寧にリサイクルトナーのリペアを行う事で、品質の高いトナーができます。トナーは通常、固体識別ラベルと呼ばれる管理番号(バーコード処理)で管理されています。回数は、業者によって違いますが、リサイクルサービス回数ラベルという部分に書かれています。
一般的に1から5などの数字で書かれています。こうして作られたリサイクルトナーは、お客様の手元に届くまでに、しっかりとテストを繰り返し、利用されているのです。
リサイクルトナーという言葉には、まだ聞き馴染みがない人もいらっしゃるのではないでしょうか?リサイクルトナーとはその名の通り、使用済みのトナーカートリッジを分解、洗浄、修理、部分交換し、純正品と同量の新しいトナーを充填し、再利用可能にしたトナーのことです。
印刷等に使うトナーカートリッジは、使用後どうやって処分したらいいか困難です。
そのカートリッジを再利用することにより、無駄を無くし、地球環境保護や資源の有効活用となるのです。また、リサイクルトナーを扱っているところでは、買取金額表を掲載し、使用済みトナーを有償で引き取ってくれるところもあるのです。
ぽいぽいと無駄にまだ使える物を捨てると、このままではゴミで埋め尽くされてしまいます。ですから、そういったのも有効活用出来るといえます。リサイクルといった単純そうな物でも、全てのリサイクルが環境に良いという訳ではありませんので正しい見極めが大切なのです。
リサイクルトナーを使用することは、とても大切なことです。それは、私がかつてアルバイトをしていたところでも使用していました。コピー機などのトナーが空になると、業者に電話をかけて引き取って貰い、リサイクルしてもらうのです。
私が考えるリサイクルトナーを使うにあたってのメリットは、環境にやさしいことです。
環境破壊が騒がれている中、リサイクルの効果は大きいです。燃えるごみではないため、つぶして処理場に廃棄するしかなく、使った全てを捨てていたら、環境は悪くなる一方です。環境に悪いだけでなく、資源がもったいない。
資源は、湧き水ではないのだから。しかし全ての企業や店がリサイクルトナーを使っているわけではないのが現状です。私は、地球環境のために、少しでも尽力することが必要と考えています。トナーをリサイクルすることにおける地球への影響など微々たるものだと思う方もいらっしゃることでしょう。
ですが、塵も積もれば山となる、ということわざがあるように、少しの気持ちと配慮が、必要なのではないでしょうか。それが積み重なれば、きっと大きな力になります。これからリサイクルトナーがもっと普及することを願います。