大手メーカーのリサイクル

リサイクルトナー1

大手メーカーのトナーカートリッジリサイクルシステムも注目されています。各メーカーは、ゴミをださない、少なくするという事を企業として責任をもって考えていますが、プリンターに関わるメーカーも、リサイクルシステムを導入し、使用済みトナーカートリッジをリサイクルするという取り組みを行っています。

リサイクルトナーの業者さんのように、純正品ではないトナーを制作するという事はありませんが、使用済みトナーカートリッジをそのまま廃棄することなく、再使用するという方法でエコに貢献しています。まず使用済みのトナーカートリッジを粉砕機に投入し細かく粉砕、材料を分別し、鉄、アルミ、またリサイクルできる他用途の材料として利用する分に分別します。

分別したものの中から、ポリエチレンなどリサイクルできる材料を取出し、ペレットなどを作り、最終的にトナーカートリッジとして再使用します。これまで行われてきた品質レベルの低い、「ほかの用途に再利用する」という事ではなく、いずれ廃棄処分するという前提ではなく、出来る限り品質が高くエコ的なリサイクルができるようにと、品質の高いリサイクルに乗り出しているのです。

リサイクルトナーの業者と同様、エコという事を主軸に、利用出来るものは捨てずに利用するという考え方を大手メーカーも持っているのです。参考サイト-トナプロ > リサイクルトナー

リーズナブルに提供できる仕組み

トナーの活用について紹介します。私の勤める会社はプリンタのインクはリサイクルトナーを使用しています。その経緯について簡単に説明します。私の部署はおそらく企業の中ではかなりプリンタを使うほうなのではないかと思います。

そこで、フロアにある3台のプリンタはほとんど休む暇なく動いている状態です。当然、トナーの減りも早いわけで、経理担当から「リサイクルトナーを使いたいと思います」と最初に報告がありました。

それで、リサイクルトナーを使っていましたが、どうもプリンタの不具合が多くなり、業者に調べてもらったところ、トナーがよくないといわれました。純正のものに比べるとどうしても不具合が多くなるということがわかったんです。

そこで、一度トナーを純正に戻しました。

しばらく純正を使っているうちに、リサイクルトナーの品質が上がってきたことがわかり、再び戻しました。今度は以前よりもプリンタの不具合はぐっと減りました。全くないといえばうそになりますが、ほとんど修理をすることはありませんので、プリンタを頻繁に使う方にはおすすめです。

各家庭及び会社などから回収した使用済みトナーを分解、洗浄、修理、部分 交換し、純正品と同量の新しいトナーを充填し、再利用可能にしたものをリサイクルトナーといいます。

再利用できる部分はそのままで消耗した部分だけを修理、交換、充填するため価格を下げることが可能です。そして何よりも再利用することでゴミを減らすことができます。使い終わったトナーをそのままゴミ箱へ投げ入れるとかなりかさ張るとは思いませんか?それが何十個何百個何千個とゴミ捨て場に捨てられている姿を想像してください。

リサイクルトナーに置き換えるだけでそれだけの量のゴミが減ることとなります。また、廃棄すれば新しく作ることになります。そのためにまた自然が破壊されていきます。捨てるのは簡単です。そして自然の破壊も大きく目に見えるものではありません。

しかし、何千人何万人もの人が・・・と考えるとどうでしょう。ひとつのリサイクルトナーを使用する、たったそれだけでエコになるならば、使ってみない手はないのではないでしょうか。